プラモ製作に無くてはならないナイフ類ですが、意外に「切る」用途よりも、「削る」用途のほうが多くなります。カッターの刃を立ててパーティングラインを取ったり、先で彫り込んだり、本来の刃物とは少し違った使いかたが多くなります。
本来の「切る、削ぐ」用途としては、やはり「アートナイフ」がメインになりますが、それ以上に出番の多い「削る」というかこそげる用途用に、下のような道具を一番長時間使っています。
百円均一の大きいほうのアートナイフの刃を砥石で少しだけ湾曲させて研いだものになります。刃の角度は鈍角なるよう研いでいます。切れ味はアートナイフやデザインナイフのほうが良いですが、パーティングラインや接着面を刃を立ててこそげ取る時には非常に使いやすいです。
この少しだけカーブしているのがミソで、削りたいラインにピンポイントで当てることが出来ます。先端の角度も元々はアートナイフよりも急角度なのですが、カーブさせて研いだ都合上アートナイフと同じくらいの角度になっています。ただ、カーブの効果で、先端を使って彫り込む場合でも直線刃のものよりもやりやすくなっています。
大きなパーティングラインやゲート痕を削ぐように切る場合には普通のアートナイフを使用し、刃を立てて削ったり、先端でひっかくように使う場合はこちらを主に使用します。
アートナイフの刃もほどんど消耗しなくなります。
上段が「切る」場合に使用する一般的なアートナイフです。刃はオルファですが、ホルダーは百均のやつです。下段のほうはオルファのホルダーですが、曲線刃を付けています。
曲線の曲がり具合がすこしきついのと、刃が薄くて先端のほうでこそぐとブレるので、出番はあまり多くないです。どちらかというと布などの柔らかいものを滑らかに切るのに向いているようです。
1/35のフィギュアの指を彫り込んで分離させるような特に細かくてするどい切れ味が必要な作業の際は、アートナイフよりもう一回り小さい「デザインナイフ」も使用します。
上段がNTのホルダー、下段がオルファのホルダーですが、下段のほうには替え刃についてきた「針」を付けています。
これは百円均一のネイルコーナーで見つけた甘皮押し?という道具ですが、左側をすこしだけ研ぐとパーティングラインがおもしろいように削れます。ミリタリーフィギュアのパーティングラインとりには使いやすいです。
下のは栗の皮むき用ですが、これもパーティングラインを取るのにいいです。ただ、下の飛び出しているところが邪魔ですこし持ちにくいですね。どちらかというと、ガンプラなどのスナップフィットのパーツを外すときのリムーバーとしての使い方が多そうです。
いろいろ並べて紹介しましたが、結局持ち替えるのが面倒だったりして一番長時間握っているのは「青竜偃月刀」と名付けたこの百均ナイフの改造品なのでした。
最近のキットはパーティングラインが意外に少なくて逆に少しさみしいですね。
SASジープは本体のパーティングラインはほとんどありませんでしたが、ジェリカンや木箱などは処理のしがいがありました。まあジェリカンなどは実物にもパーティングラインがありそうなので適当でいいと思いますが。
SASジープ 進捗報告
前バンパーに脱出用ロープ
後ろにチェーンを追加しました。
ハバザックや荷物固定用のベルトなどを工作していきます。
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