2020/11/09

青龍偃月刀 

 プラモ製作に無くてはならないナイフ類ですが、意外に「切る」用途よりも、「削る」用途のほうが多くなります。カッターの刃を立ててパーティングラインを取ったり、先で彫り込んだり、本来の刃物とは少し違った使いかたが多くなります。

  本来の「切る、削ぐ」用途としては、やはり「アートナイフ」がメインになりますが、それ以上に出番の多い「削る」というかこそげる用途用に、下のような道具を一番長時間使っています。

百円均一の大きいほうのアートナイフの刃を砥石で少しだけ湾曲させて研いだものになります。刃の角度は鈍角なるよう研いでいます。切れ味はアートナイフやデザインナイフのほうが良いですが、パーティングラインや接着面を刃を立ててこそげ取る時には非常に使いやすいです。
 この少しだけカーブしているのがミソで、削りたいラインにピンポイントで当てることが出来ます。先端の角度も元々はアートナイフよりも急角度なのですが、カーブさせて研いだ都合上アートナイフと同じくらいの角度になっています。ただ、カーブの効果で、先端を使って彫り込む場合でも直線刃のものよりもやりやすくなっています。
大きなパーティングラインやゲート痕を削ぐように切る場合には普通のアートナイフを使用し、刃を立てて削ったり、先端でひっかくように使う場合はこちらを主に使用します。
アートナイフの刃もほどんど消耗しなくなります。

上段が「切る」場合に使用する一般的なアートナイフです。刃はオルファですが、ホルダーは百均のやつです。下段のほうはオルファのホルダーですが、曲線刃を付けています。
曲線の曲がり具合がすこしきついのと、刃が薄くて先端のほうでこそぐとブレるので、出番はあまり多くないです。どちらかというと布などの柔らかいものを滑らかに切るのに向いているようです。


1/35のフィギュアの指を彫り込んで分離させるような特に細かくてするどい切れ味が必要な作業の際は、アートナイフよりもう一回り小さい「デザインナイフ」も使用します。
上段がNTのホルダー、下段がオルファのホルダーですが、下段のほうには替え刃についてきた「針」を付けています。
これは百円均一のネイルコーナーで見つけた甘皮押し?という道具ですが、左側をすこしだけ研ぐとパーティングラインがおもしろいように削れます。ミリタリーフィギュアのパーティングラインとりには使いやすいです。
下のは栗の皮むき用ですが、これもパーティングラインを取るのにいいです。ただ、下の飛び出しているところが邪魔ですこし持ちにくいですね。どちらかというと、ガンプラなどのスナップフィットのパーツを外すときのリムーバーとしての使い方が多そうです。
いろいろ並べて紹介しましたが、結局持ち替えるのが面倒だったりして一番長時間握っているのは「青竜偃月刀」と名付けたこの百均ナイフの改造品なのでした。

最近のキットはパーティングラインが意外に少なくて逆に少しさみしいですね。
SASジープは本体のパーティングラインはほとんどありませんでしたが、ジェリカンや木箱などは処理のしがいがありました。まあジェリカンなどは実物にもパーティングラインがありそうなので適当でいいと思いますが。

SASジープ 進捗報告
前バンパーに脱出用ロープ

後ろにチェーンを追加しました。
ハバザックや荷物固定用のベルトなどを工作していきます。

2020/11/08

イギリス空挺兵 オートバイセット

Item No:353371/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.337
1/35 イギリス軍空挺兵 小型オートバイセット
1/35 SCALE BRITISH PARATROOPERS w/SMALL MOTORCYCLE
2014年 6月28日(土)発売
 SASジープよりも先に作り始めていましたが、
オートバイに乗った二人だけ完成して、立ち姿の2人は塗装途中です。
若くてハンサムな空挺兵ですね。小さいバイクが面白いです。
このフィギュア、なんとヘッドが8個も入っています。
全く同じランナーが2枚入っており、腕やヘッドをうまく組み合わせて4人を作り分けるようになっています。ドイツ歩兵(大戦中期)も同時進行で作っているので、そちらと合わせるとヘッドが6人分余剰になります。ドイツ歩兵のほうはそれぞれ別人の顔になっているのですが、イギリス空挺兵のほうはみんな顔が似ています。同じ人からスキャンしたのでしょうか。

ドイツ兵の余ったヘッドを使い、一人は若い兵士に変えました。

なかなかの美少年です。元の空挺兵は頬がこけていますね。先輩兵士っぽいです。
後ろではイギリスの野戦救急兵がけが人をほったらかして日本人の女子を口説いています。
オートバイは細かいですが、組み立てやすいです。塗装の事はあまり考えず、フィギュアと接着してしまいました。まあなんとかなるでしょう。

装備品もライフル以外はすべて接着済みです。

ヘッドが別パーツなので、今回イギリス兵はラッカーのフレッシュでスプレーで下塗りまで済ましてあります。
今回、新兵器を導入しました。
好きな色をスプレー塗装することができます。普通のOA用のエアダスター缶につけることができ、カラーも専用のビンでなくても適当にマスキングテープか何かで固定すればよいのでお手軽にスプレー塗装が出来ると思って導入しました。
ラッカー塗料をあらかじめ適当な容器に調色しておき、マスキングテープで固定して吹けば好きな色でスプレーが出来ます。下地塗装などの際はエアブラシを洗浄する手間が少しだけ省けます。

ドイツヘッド以外はラッカーで肌色をスプレーした状態です。
オートバイにくっつけたままいつもの陰影塗装を行いました。
黒いところは塗装が漏れても「影」と言い張る作戦です。
ここからはファレホで塗っていきます。

今回は迷彩塗装に挑戦しました。

オートバイも細かいところに筆が届きにくいですが、先に黒をスプレーしているのでそれなりに見えますね。

瑞浪市 化石博物館 

今日は天気が良く、絶好のロードバイク日和でしたね。久々に恵那方面に走っていったのですが、帰りに瑞浪市の「化石博物館」に寄り道してきました。瑞浪市では昔から化石が多く発掘されるらしく、化石をフィーチャーしています。

 


子供が小学生の時に一度来た覚えがあります。 

ティラノ?いいえ、アオザメの歯です。

恐竜にしか見えないですね。

これも恐竜ではなく、哺乳類だそうです。

ジュゴンとアシカの中間というか・・・かわいいです。

化石はカッコいいですね。



アシカの仲間だそうです。

私の住んでいるあたりも、昔は海で、こんなのがいたとはびっくりです。サイとかゾウもいたらしいです。

帝国軍の戦艦っぽいですが、クジラの骨だそうです。

これもクジラの骨です。


こいつらはいまだに瀬戸内海にいるらしいです。エイリアンとしか思えないですね。
小さい「カブトエビ」は20年前住んでいた東大阪の田んぼにたくさんいましたね。

ジュラシックパークで有名な「虫入りコハク」もたくさんとれたそうです。
関係ないですがこのスタンドルーペいいですね。フィギュアの細かい塗装に使いたいです。

博物館の真下に「化石の地下壕」があります。こちらは自由に入れます。

何と自転車を押して入れます。第二次大戦のときの地下壕の名残らしく、天井に化石が出ているそうです。
今回はいきませんでしたが、すぐ横に「地球回廊」という施設があり、こちらも第二次大戦時の地下壕を活用した施設です。でかいトリケラトプスや、恐竜の化石模型の股をくぐれたりして楽しい施設でしたが、残念ながら来年(令和3年)3月で閉鎖になるそうです。


化石博物館には恐竜関連の本がたくさん置いてあり、↓のような本もありました。
ティラノが倉庫街に・・・
アンキロが線路の上に・・・
ペンタケラトプス?がトラックの横に・・・


ティラノが今度はハリウッドに・・・

別の本です。
この本すごくおもしろかったのですが、定価で12000円もします。
アマゾンでは中古でも18000円もします。
ボーイスカウトかと思いましたが、恐竜化石を探す探検隊の人の写真だそうです。



恐竜アートを目指す人に向けたアドバイスも・・・

ティラノサウルスは鳥みたいな毛がフサフサ生えていたという説や、その後の研究でまた生えていなかったという説まで、最新の恐竜研究が紹介されています。


やっぱりトリケラがいいですね!

セリアのビニール製の巾着袋、恐竜のイラストのやつを買ったのですが、
よく見ると人が乗ってるやつがいます。

どうみても肉食のやつに手を差し伸べてるお姉さんもいます。
やっぱり人と絡ませたくなりますよね 笑