バンダイのブルーティッシュドッグのプラモデルを偶然入手、組み立てからにわかに始まった第三次ボトムズブーム(オレ内)
全話見返しました。(最初は本放送時、2回目は就職・結婚してレンタルビデオで、そして今回はネット上の動画です)
あらすじ
ギルガメスとバララント 2つの星系は、原因も定かではない戦いを100年も続けていた。
主人公のキリコ・キュービーは別の部隊から転属してきた新入りだが、小惑星の基地への攻撃で、相手も同じギルガメス軍なのを知って動揺する。
いきなり10機ほどのスコープドッグが登場します。ガンダムの第一話で量産型ザクがコロニーに侵入するシーンを思い起こさせますが、ちがうのは主人公が侵入する側の一人ということです。侵入した先にも同じ型のロボット(色は紫色ですが)が複数待ち受けており、同型機同士で戦闘が始まります。TVで初回の放送を見たときは本当に驚きました。
事前にアニメ雑誌などで設定画などは公開されていたのですが、見た目が本当にかっこわるく見え、あまり期待していなかったのを覚えています。設定画が正面からのものでスコープが単なる三つの〇にしか見えなかったことや、動いていない静止画だったので単なる頭でっかちのズングリムックリなロボットという感じでした。
ところがアニメを見るとものすごくカッコイイので驚きました。
回転する切り替え式のカメラといい、宇宙空間で戦闘するためのバックパック(ラウンドムーバー)、敵味方の武装のバリエーション(アサルトライフルを基本としているが、小型のサブマシンガン的なペンタトルーパーや、大型武器のロッグガン、ATが乗って操縦する自走砲みたいなものも出てきます。)
第一話では宇宙空間が舞台なので、「ローラーダッシュ」が出てきません。また意外なことに「降着」のアクションもまだ出てきませんでした。
一方、火薬の力で前腕を敵にぶつける「アームパンチ」は出てきていました。20年ぶりに見返すと、いろいろ記憶が改変されています。
また、動画を見ていて気付いたのが、スコープのアップの画面でどうやら実写のはめ込みらしき演出があり、へえーっという感じです。
この後キリコは、謎のカプセルに入った謎の全裸美女を発見しますが、味方に裏切られ宇宙に飛ばされ、別の味方につかまってしまい拷問されますが脱出します。
脱出するシーンでは生身のキリコのアクションがカッコいいです。ちょうどそのころ、「ランボー」が流行っていた時期で、その影響も少しあったのかもしれません。
キリコは寡黙なイメージですが、このころはそうでもないです。AT攻撃隊の隊長から「うるさくてかなわん」と言われるほどしゃべっています。
まあTV本編では全編そこまで寡黙でもないのは知っていました。後続のOVAなどでそういうイメージがついていったのでしょうね。
「俺の運命を狂わせたあの忌々しい戦争は、その日終結した。だがそれは何の意味も無い。あれを見た時から、俺自身の戦いが始まっていたのだ。果ての無い戦いが」
放送当時、主人公機?のスコープドッグの1/24のプラモデルの出来がすごく良くて、感動しました。その前に放送されていた「ダグラム」も各部にパイプで手すりやカンガルーバーのようなパーツがあったり、敵メカの「クラブガンナー」や「テキーラガンナー」などの戦車に歩行用の足がついたようなメカ「コンバットアーマー」など、バンダイの出していたガンダムのプラモデルとは一線を画した路線で、SAK(スケールアニメキット)というシリーズ名で展開されていました。当時ガンプラなどのプラモデルに対し、戦車や飛行機のプラモデルは「スケールキット」と言われていましたが、ボトムズのプラモデルはスケールキットのようなディティールが魅力的でしたね。
今見てみると、その10年前に発売されていたタミヤ戦車のプラモデル(2号戦車)のキットなどと比べてもディティールなどは比べ物になりませんが、ガンプラから入った中学生の私からすると、十分「リアル」な出来でした。
ドライブラシなどの汚し塗装などはガンプラやダグラムなどのプラモデルの時からやっていましたが、エアブラシを使用し始めたのもボトムズからだった気がします。(吸い上げ式の簡易なものでしたが)
予告
ロッチナの手を逃れたキリコを待っていたのは、また地獄だった。
破壊の後に住み着いた欲望と暴力。百年戦争が生み出したソドムの街。
悪徳と野心、退廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、
ここは惑星メルキアのゴモラ。
次回「ウド」来週もキリコと地獄に付き合ってもらう。
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