2019/09/20

KUOTA KORSA シートステイ破損~そして復活へ

9/1(日) KUOTA KORSA シートステイ破損

9/1(日)板取川へ行こうとして関市内を通過する際、ディレーラーハンガーが破損して

ホイールに巻き込み、カーボンのシートステーが破損してしまいました。

 カーボンシートステイの破損後、ネットでいろいろ修理について検索してみたところ、破損個所にエポキシ樹脂をしみこませたカーボンシートを巻いて修理している人を何人か見かけました。

 バイクのカウルの修理などで、FRPについては知っていたのですが、自転車のフレームのように衝撃や力が直接かかる部分にそんなことをして大丈夫かという一抹の不安はありますが、好奇心もあり挑戦してみることにしました。

参考にしたページ:URL
手順
 1.破損したフレームに対し樹脂が良く食いつくように耐水ペーパーで荒らす&脱脂する
   破損部分よりかなり広めに塗装をはがし、カーボン地が露出するぐらいに耐水ペーパーをかけます。
   樹脂の食いつきを良くするため、240番の荒めの耐水ペーパーを使用しました。

 2.カーボンシートを適当な大きさにハサミで切る。
   巻き付ける大きさや回数を確認するため、先にコピー用紙で確認したうえで、
   同じぐらいの大きさにカーボンシートをカットします。端のほうがほつれてきますので注意

 3.2液式のエポキシ樹脂を混合してカーボンシートにしみこませ、破損個所に巻き付ける(3~5周程度)
   カットしたカーボンシートをクリアファイル等の上において、刷毛で樹脂を塗っていきます。
   樹脂をしみこませたシートを破損個所に巻き付けます。手が接着剤でべたべたになりますが気にせず
   できるだけきつく巻いて隙間のできないようにします。

 4.巻き付けた上からビニールテープでぐるぐる巻いて圧着し、余分な樹脂を抜く
   エポキシ樹脂はビニールテープを接着しないとのことなので、ぐるぐるときつめに巻き付けます。
   テープの間から余分な樹脂がはみ出してきますので、随時拭き取ります。

 5.段ボールとドライヤーで作った簡易熱風炉を作り、50度程度に加熱して硬化を促進させる

 6.12時間程度硬化させた後、ビニールテープをはがす。
   
 7.さらに12時間程度硬化させ、表面の段差など棒やすりや耐水ペーパーで処理します。
   あまり削りすぎるとせっかくの強度が低下するのでほどほどにします。
   カーボンが表面に出てくるので、表面にエポキシ樹脂を再度塗布し、再度乾燥させます。

 8.細かめの耐水ペーパー(400~800番程度)でさらに均し、最後にプラカラーのクリアを塗って完成。

作業としては、ガンプラの作成とそんなに変わりません。実際には8.を行う前に何回か走りに行って強度を確かめたりしています。

材料:
 カーボンシート 3K 平織り



 2液混合性のエポキシ樹脂(CN-6800)
 


 耐水ペーパー 

 ビニールテープ 
 
  



修理箇所 少しだけ太くなった。


カーボン色なのであまり目立ちません


これから試走して、大丈夫か確認していきます。

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