2022/09/22

Time Fruidity メモ

「いつかはTIME」から「今こそTIME」ときて、荒川で敗北を喫した私ですが、ポジションをできるだけちゃんと直して、リベンジを行っていく所存であります。

TIME Fruidity on ENTRANCE 
カッコいい・・・このまま観賞用にするのは惜しすぎます。

TIME Fruidity in my room

ローラー台に乗ってZwiftで漕いでいるところを奥さんにスマホ動画で撮影してもらい、
ポジションをチェックします。上はブラケットの頭のほうを持って肘を水平にしたエアロ風のポジションで、この姿勢は長時間続けられません。
 
肘が伸び切っていますが、まあ普段はだいたいこんなもんです。
ハンドルが上がった分前傾は浅くなっています。

下ハンを持つことはめったにありませんが、乗ってる姿を人に撮ってもらうことが普段できませんのでこの機会に撮影しておきます。

普段は薬指をハンドルに掛け、人差し指と中指をブラケットに掛けるのが通常ポジションですので、だいたいこんな感じですかね。膝の位置を見るとやはり少し後ろに座りすぎのような感じです。

少しサドルを下げ、シートの位置もギリギリ前に出して角度も前下がりに変更。
サドルを前下がりにしすぎたようです。ちょっとカッコ悪いですね。

まだコラムを切る踏ん切りがつきません。薄いヘッドキャップ(クイックセット)をどこかで入手した後にお店で頼むかもしれません。これだけヘッドチューブが長いのだから、クイックセットまで長いものにしなくてもいいのにと思います。


再度ジオメトリをチェックしていきます。


Time Fruidity 2019 (KUOTA KORSA Tiagra 2013)

H :ホリゾンタル換算シートチューブ高 530  
H':実寸シートチューブ高       450㎜  (520㎜) (私のはISPなので参考)
ΔSI: スローピング量         50㎜
L:ホリゾンタル換算トップチューブ長 540     (541)  
I:後退幅              155
^S: シートチューブ角        73°     (74°)
^D: ヘッドチューブ角        72°
D:ヘッドチューブ長         169mm  (140mm)
△D     ?           20mm 
HC(min) 最小ハンドルバー高           550
HC(max) 最大ハンドルバー高           580 
C              フロントフォークオフセット 43㎜
CH    トレイル         64㎜  (45㎜)
AV    フロントセンター     578
AR    リアセンター       404    (406)
HP            BBハイト         270
EP     ホイールベース       971
T    スタック          562
R    リーチ           367

シートポスト径            ISP 34㎜  (27.2mm)


大きく数字が変わるのは、ヘッドチューブ長が29㎜も上がってしまっているところですね。
さらにFruidityに付属するTimeのクイックセットは高さが2㎝近くあり、KUOTAがほぼベタ付けだったことを考えると5cm近くハンドルが上がってしまってます。
 KUOTA KORSAのBBハイトは測っていないのですが、もう一度ホイールをはかせて計測するか、BB下がりを測って落差への影響を確認したいと思います。

 あとはシートポストがISPなので、25%も太くなってしまっています。


尻と腰が痛いのにはこの2点が影響していそうです。

重量について

フレーム単体重量 公称1015g(950g説あり)  (KUOTA 1130g)
 ※リアブレーキアウター、ディレイラー台座、リアエンドなど込みで実測1040g 
上の画像では950gになっています。Wiggleでも同じでした。公称1015gは
のサイトに記載があったものです。

Weight of brut frame  size S って書いてますね。

Brut の意味を調べると、
・発言の正直さなどについて。「何も隠さない・率直」
・ブリュット(Brut)とは、シャンパンの甘みの表示段階のひとつ。 「辛口」を意味している。 ブリュットとは「生のまま」を意味する言葉で、加糖がほとんどされていない辛口の味わいを表現するために使われている。

うーんシャンパンに例えるとはさすがフランス人。塗装前重量と考えたらいいですかね。
ISPなんでポストの分重くなってるはずですが、まあ実測でジャスト1㎏と考えていいと思います。

フォーク重量    340g(実測) (KUOTA KORSA XXXg(実測) 
シートポスト重量  XXXg(実測) (KUOTA KORSA XXXg(実測)

地面からのハンドル高さ      (KUOTA KORSA 870㎜(実測) 
サドル中心からブラケットまでの水平距離          850㎜(実測)
サドル先端からブラケットまでの水平距離          730
地面からのハンドル高さ      (KUOTA KORSA 870㎜(実測)




また上の「重量剛性比」の図によると、やはりFluidityはTimeの中でも特に剛性が低く設計されているようです。私の体感では Fluidity >> KORSA >> COFY ぐらいです。
 「エントリーグレードのカーボン自転車は中年に優しい」とは本当のようです。
一番重量に対する剛性が高い Alpe d'Huez 01 などはどれくらい硬いフレームなのか想像もつかないですねー。

KUOTA KORSAジオメトリ表


A(B)CDGH
XXS(445)(494)76°40645110
XS(480)(515)74.5°40645125
S(500)(531)74.5°40645130
M(520)(541)74°40645140
L(550)(555)73.5°40645165
*予告無しに仕様を変更する可能性もあります。ご了承下さい。(単位:mm)




2022/09/20

今こそTIME! FLUIDITYで荒川に行ってきました

 9/16日、三連休は台風の予報でしたが、初日だけは晴れるとのことで組みあがったTIME FLUIDITYでさっそく荒川に走りに行ってきました。

わりといい天気です。

前日の夜にフレーム保護のため、アルミ缶を切ってBBの後ろ、チェーン落ちした際にチェーンが擦れる部分に貼ってガードしておきました。

自宅から第一京浜~日比谷通り~皇居~白山通り~春日通から上野に出ます。
実はここに来るまでの間に重大トラブルが立て続けに発生していました。

トラブルその1:リアディレイラーのチェーンの通し方を間違えていた。
ガイドプーリーとテンションプーリーの間のチェーンの通し方を間違えており、ガリガリ擦ってしまっていました。3㎞ぐらい走るまで気づかずに走ってしまいました。どんだけにぶいんだ俺・・・途中の公園でミッシングリンクを外して通しなおしました。ミッシングリンク外し工具を持っていませんでしたが、フロントチェーンリングの歯の部分を使って何とか外すことに成功。組み上げの時にチェーンを外して洗っていましたので手がそんなに汚れなかったのが救いかな。

トラブルその2:左のクリートが削れてしまってハマらなくなった。
これは痛恨でしたねー自宅から5㎞ぐらいだったので取りに戻るべきでした。普段引き足を使わないし、普段ペダルはそのままスニーカーで走ることも多かったのでそのまま行けると思ったのと、最悪そのへんの自転車屋さんで買えばいいと思ってそのまま走りましたが、後でめちゃくちゃ後悔しました。








TIME FLUIDITYで100㎞平地を走った感想・・・


「TIMEの中でも特に乗り心地の良いフレーム」との言葉でしたが・・・


ほとんど平地のみ、距離も106㎞で、いつもの岐阜の山道に比べたら余裕っすわ~
と舐めてました。ポジションもハンドルが上がってアップライトだし、快適性の高いと評判のモデルだったのもありますねー

最初の50㎞ほどまでははわりと快調だったのですが、彩湖あたりで突然太ももの筋肉が両足、しかも前後同時に攣ってしまいました。彩湖の北側の駐車場でトイレに行こうとクリートを外した瞬間でしたので落車や立ちごけは無かったのですが、大勢のローディーがいる前で「うううう・・・・」と声を出して固まってしまいました。

そこからの帰り道は地獄でした。
脚、尻、腰、上腕とほとんどの部分が痛いという・・・


ぜんぜんコンフォートちゃうやんけーと思いました。終わった。

いや始めろ。原因をいろいろ考えてみます。

1.クリートがはまらない状態で100㎞走っていた。
右足側しかはまらず、はまっていない左側は踏み込むと滑ってペダルから外れてしまうため、バランスをとるために右側も体重をペダルにかけることが出来ずにサドルに体重がかかってしまっていたようです。


2.ポジションの問題
シートチューブがKUOTAに比べ寝ており(74度→73度)、BBからシート上面までの長さは同じでも足が伸びすぎていた?のかもしれません。ハンドルも少し遠めに感じました。
また、ヘッドチューブが長くてハンドルが上がっているため落差が少なくなっており、体重が尻と腰のほうにかかってしまっていたかもしれません。

フルイディティはSサイズです。

KUOTAのほうは520なのでMサイズです。

リーチはむしろコルサのほうが1㎜だけですが長いのですが・・・

翌朝、東京に来ていた奥さんにローラー台で漕いるところを真横から動画で撮ってもらいチェックしました。静止画だとわかりにくいですが、サドル位置が後ろすぎ?か、座る位置が後ろに寄りすぎのようで、体重がうまくペダルに乗っていないようです。もう少し膝が前に出る位置で漕ぐ必要があります。サドルが水平でなく、少し前上がりになっている可能性がありますね。座る位置が後ろに寄ってしまう原因はハンドルが上がったことも関係していそうです。

3.新車でテンション上がりすぎ、前半飛ばしすぎ問題
これも大きいかもしれません。見栄を張って飛ばしすぎたかも。
(全然早くは走れていませんが)

2022/09/15

Time Fluidity 仮組、試走

 9/14は有休休暇を取りましたので、Time Fluidityで少し走り、各所の微調整を進めます。


目いっぱいハンドルを下げてもKUOTAより3㎝以上ハンドルが上がっています。
KUOTA KORSAに比べてBB下がりが少ないみたいなので落差への影響はそれよりは小さいようです。

ケーブル類の長さ調整はバッチリです。

BB下がりがKUOTAよりも小さいため、地面からのサドル高さが上がっています。
ペダルからの長さは今のところKUOTAよりも2cmぐらい下げています。
サドルの前後位置との関係で決まると思うのですが、なかなか難しいですねー
誰かに横から見てもらって膝の位置とかを決める必要があります。

今のサドルとクランプの組み合わせではほとんど前後の調整ができないです。

リアブレーキケーブルは出口の角度が絶妙でフレームに接触しません。
しかし小心者なので保護テープは貼っておこうと思います 笑


シート高はあと1cmぐらいは上げれますが、サドルをもう少しだけ後ろに下げたいので、
余裕をみて低めにしてあります。

タイム独特のコラム固定方式は、このハンドルポストを見せたいが故と確信。
カットする勇気がありません。ここに何かのマウントをつけれそうでもありますね。

ヘッドチューブが長いせいで、「T」のマークの位置が下過ぎる気がしますね。

シフトワイヤーケーブルの当たるところにはとりあえずビニテを貼っておきます。






アウターローでクランクを逆回転するとチェーン落ちしそうになるので、
アウターチェーンリングを四月に買っておいた新品に交換します。

クランクを外したついでにチェーン落ちしたときに傷がつかないよう、BB周りを保護しようと思います。

プラモデルを脱脂するのに使用するアルコールで脱脂します。
組付け時のグリスとかが付着していると、保護シートがちゃんと貼れません。

カーボン柄の粘着シートです。インテリアメーカー サンゲツの「リアテック」という商品です。本来はエレベータのドアや家具などに貼っておしゃれにするためのものです。

ホームページからA4サイズのカットサンプルを取り寄せることができます。
買うと高い上に、すごく大きいサイズになってしまいますが、
自転車の傷つき防止に使用するぐらいならこのサイズでまあまあ充分です。

ほぼ同じぐらいのカーボン目です。ドライヤーで熱してあげると柔らかくなるので、
差し込み部の段差や3次曲面部にもある程度追従させることができます。

もう少し広い範囲をカバーしてやった方がいいかもしれません。
金属プレートのようなもので保護したほうが確実かもしれませんね。

KUOTA KORSAのチェーン落ちでキズついた部分を見ると、キズが付きすぎて下地のカーボンが出てきてしまっている部分があります。同じ位置にアルミ缶でも切って貼ってガードしてやった方がいいかもしれませんね。KUOTAのほうはエポキシ樹脂を塗って補修しておきます。こういう時はプラモデルの制作技術やマテリアルが役立ちます。

岐阜に置いてあるのと、2年以上たってるからもうだめかも。
百円均一の2液混合式のエポキシ接着剤や光硬化レジンも使えそうです。

バーテープも貼りましたので、とりあえず試走第二回を兼ねて、
セオサイクルに防犯登録してもらいに出かけます。
落差5㎝ぐらい?でしょうか。

TIME独自のステム固定方法を知らない人が見たら「あいつロードバイクの組み方全然わかってない。なんて危険な組み方するんだ」と思われそうです。
私もTIMEを買う前に見たらド素人が組んだと勘違いしたと思います。

フレームとパーツが釣り合っていませんね。中華パーツばかりで組まれています。

前上がりのスローピングもだんだん見慣れてきました。
前傾がゆるくなって楽になる反面、体重がサドルにかかっておしりが痛くなるかもしれません。

フォークの肩あたりが少し寂しいですね。「TIME」ロゴが欲しいところです。

ダウンチューブ、シートチューブ、シートポスト、フロントフォークと、
横から見て4カ所も「KUOTA」をアピールしています。

KUOTA KORSAのフレームは徹底的に洗浄、磨きあげて画像のようにコンパクトにして壁に飾っておきます。そのうちまた安いパーツでも集めてローラー台専用にでもしようかと思います。

インテリア 笑


「Fluidity」をかっこいい日本語(中国語)に訳すと「行雲流水」ですかね。

  1. 行雲流水:

  2.  空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動するたとえ。また、一定の形をもたず、自然に移り変わってよどみがないことのたとえ。「行雲」は空行く雲。「流水」は流れる水。



ジュウザっすね