2024/04/11

4/10(水)モラナイフでHelleのハンドルを一刀彫! 木工チャレンジ

 HELLEのユートゥベーラというナイフをブレードのみで購入しました。

ハンドルとシースを自作していきます。

ダイソーのコルクボードにディスプレイしてみた。

この状態で壁に飾っておいてもいいかもしれません 笑

大井町のDCMで一袋100円で購入した端材です。
集成材ですが、張り合わせの部分で切り離せばちょうどムクの部分でいけそうです。

品川には木工用ののこぎりがありませんので切断にはビクトリノックスニューソルジャーの
のこぎりを使用。カットしたあと、モラナイフで粗々の形を整えます。

刃の形を写し取ります。

こういう作業にはほんとにモラナイフは使いやすいですねー
研ぎやすいのもいいです。自作のハンドルの太さや形状も、モラナイフも参考にします。

7㎜の穴をあける必要がありますが、手持ちのドリル刃は最大4.5㎜でしたので、
ビクトリノックス旧ソルジャーのリーマーや棒やすり、紙やすりなどを駆使して7㎜に拡大しました。素直に7㎜のドリル刃を買ってくればよかったと後悔。
左右張り合わせて、削り込んでいきます。

円空並みの一刀彫で削っていきます。

少しづつ少しづつ削ります。

ユートゥベーラの画像をネットで確認しながら、削っていきますが、全く同じにはせず、にぎりやすいように大き目にしようと思います。

エンドは一旦は鋼材を飛び出させず、面一に作ろうと思います。
後で削るのはできますが、小さいのを大きくするのは作り直しになってしまいます。
ハンドルの背も、この後ペーパーをかけていくので少しだけ大き目に残してあります。

いったんはこんな感じですかね。まだまだ太すぎますが、この後少しづつ使ってみながら調整していきます。


家にあった食用の荏胡麻油を塗ってみました。アマニ油がいいみたいですが、
えごま油、クルミ油、ひまわり油など乾性油であればどれでもいいようです。

オリーブオイルや、サラダ油(菜種油)は不乾性油と呼ばれるもので、
木材には向いていないとのことです。知らんかった。

何ならラッカーのクリアー塗料や、エポキシ樹脂をしみこませようと思っていました。

ハンドルの背の部分はまだまだ平面的です。

腹の部分もふとっちょです。あまり細すぎても握りにくくなります。

ヒルトの部分は、画像によって金属部の飛び出し方が微妙に異なるのですが、
バトニングとかあまりやりませんので飛び出しは少なめにしておきます。
完成品の画像を参考に、少し柄を大きめになるように調整していきます。

やっぱり完成品のハンドルデザインはかっこいいですね。




作業につかれたので、五反田に晩御飯を食べに出かけました。

昼間見ると葉桜になってしまっていましたが、夜ライトアップされるとまだきれいです。

目黒川沿いのカラーライトアップ。

4/8 DuraTech フルタングシースナイフ

アマゾンで前回購入した、Swiss+Techの折り畳みナイフが非常に良かったこともあり、
格安のフルタングのシースナイフも購入しました。

Duratec フルタングシースナイフ
アマゾンでなんお1980円です



同梱のチラシを見るに、DuraTecはどうやら工具メーカーみたいです。

ジャジャーン

割としっかりした革シースが付属しています。

研ぎ減っていくうちにシースが緩くなり、抜き差しの際ベルトに傷がついて最終的にベルトが切れそうになるので実はこの形のシースはあまり好きではないです。

刃の形は素直なドロップポイントで、
研ぎ方はストレートグラインドです。

刃の断面の違いについて
いちばん左がストレート(フラット)グラインド、
真ん中がモラナイフやヘレのスカンジグラインド
一番右がコンベックスグラインド(ハマグリ刃)です。

「ストレートグラインド」は研ぐときに金属を削る量が少なく、上手な人は短時間で研げますが、慣れていないと角度をキープするのがむつかしいです。わたしはこのタイプを研ぐときは今まで「ランスキー」という一定の角度で研ぐことのできる道具を使っていました。普通の砥石でも上手に研げるようにこのナイフで練習してみます。

「スカンジグラインド」は砥石にそのまま当てて研ぐので簡単です。刃先のほうまでナイフの厚みが変わらないのでナイフ全体が頑丈になり、刃先の角度も一番鋭く刃がつきます。

使い道次第では刃先だけストレートのようにもう一段角度をつける(小刃)ほうが良い場合もあります。キャンプなどで使用するのであれば私も小刃をつけて刃の持ちをよくすると思います。モラナイフは主に木工で使っていますので普通に鋭く研いで使い、その都度都度で研ぎながら使います。内容次第では作業中に何度も研ぐこともあります。

一番右のコンベックスグラインドというのは少し特殊な研ぎ方で、スカンジグラインドやフラットグラインドを研ぎ進めてこういう形になる場合もあります。砥石だけで研ぐのも一応できるみたいですが、けっこう難しいと思います。ゴム板+紙やすりやベルトサンダーなどで研ぐ人もいるようです。


Helleのユートゥーベーラは刃先だけほんの少し微妙にコンベックスっぽくなっています。

ハンドルは花梨という木材です。雰囲気がいいです。

トルクスレンチで分解可能っぽいですね。このサイズのトルクスを持っていませんので
まだ試していませんが。


先日ブレードのみ購入したヘレのユートゥベーラと比較。

握りやすさは上々です。これを参考にユートゥベーラのハンドルも作っていきます。

もうちょっとハンドルに厚みがあってもいいかな。

ユートゥベーラをシースに入れてみました。

割とぴったりフィットします。

本当はナイフを保管するときは革シースに入れっぱなしにしないほうがいいといわれていますが、私がいままで持っている革シースのナイフ2本は両方鉄ですが、何年も入れっぱなしです。
 

4/7 Blade! HELLE Utvaer ユートゥベーラ

ノルウエーのHELLEというメーカーのナイフを購入しました。Utvaer(ユートゥベーラ)というモデルです。

スウェーデンのMoraナイフなどもそうですが、北欧系のナイフメーカーにはブレードだけを販売しているところがいくつかあり、自分で好きなハンドルやシースを作成して使うことができます。

今回私もハンドルとシースを自作をやってみたくなりましたので挑戦してみます。

ナイフブレードとハンドル用の木片



完成品だとアマゾンで\23,650-

ブレードのみ購入の場合、6,600で購入できました。

当初は、ユニフレームの「UF ブッシュクラフト」を買ってハンドルとシースを自作しようかなと考えていたのですが、最初からブレードのみが購入できるということでこちらを購入しました。
UF ブッシュクラフトは形が使いやすそうです。

Helleの「テマガミ」というナイフと形が全く同じということです。
テマガミいいですねー。刃がステンレスではなく、炭素鋼というのがいいです。
炭素鋼は錆びるという欠点がありますが、切れ味、研ぎやすさがいいです。
錆びても研ぎなおせばいいです。モーラも炭素鋼のモデルを使ってます。

これのブレードが単体で入手できればこっちにしてたかもしれないです。

よくブログなどで、ナイフの刃の材料を「カーボン製ブレード」とか、「さすがカーボンの切れ味」とか言ってるのを見るとちょっとうーん・・・となりますね。

炭素鋼→カーボンスチール→カーボン と略してるだけだと思いますが、

自転車やバイクのほうでカーボンというと、カーボンファイバーの繊維を樹脂で固めたものというイメージです。中には混同している人もいますね。

「飛行機やレーシングカーにも使用されているカーボンをブレードに使ったナイフ」
といった具合です。ほんとうに特殊なナイフでそういうのもあることはありますが、モラナイフやヘレのは鋼(はがね)です。

朝注文して、その日の夕方には到着していました。封筒に入ってポスト投函です。

この状態ですでに刃がついており、なんとストロッピングまでされています。

サイズは長手方向はモラナイフのHDとほぼ同じです。
身巾は倍ほどあります。モラのHDも相当頑丈ですが、こちらも頑丈そうですね。

スウェーデンのサンドビック社の「12C27」というステンレスです。
「フランスの肥後守」ことオピネルなどと同じ鋼材で、そんなに硬くなく研ぎやすい鋼材のようです。

蒲田のユザワヤで買ってきた革の端切れを使ってシースを作成しようと思います。

ハンドル(ナイフの持ち手)は、大井競馬場のところのホムセンの端材コーナーで、一袋100円詰め放題で購入した木材の中からハンドルに使えそうなものを選びます。

ハンドル部の後ろはエッジが立っており、ファイアースチールのストライカーにも使えます。


お手本?に購入したアマゾンの格安フルタングナイフ「Duratec」のフルタングナイフと比較。サイズはほぼ同じぐらいです。Duratecはなんとアマゾンで1980円です。

ユートゥベーラはとりあえず綿ロープをグリップに巻いています。笑い
この状態だと明らかにDuratecのほうが高級そうに見えますね。
実際実用では全く問題なく使用できます。

以下販売元のユートゥベーラに関する説明文より拝借

ユートゥベーラは伝統的なブッシュクラフトの用法に耐えるようデザインされたフルタングタイプのナイフです。ブレードはSandvik 12C27 ステンレススチールを採用したスカンジグラインドで、3mmの刃厚は切断やカービングの際にナイフ本来の性能を発揮。手作業で成形されたのカーリーバーチのハンドルは、小~中型の手の方にも握りやすいやや細身のサイズで、2つのリベットで補強されてブレードに固定されています。リベットは中空なのでパラコードや革紐を通すことができるほか、より過酷な作業にも対応できるよう、柄頭は長めになっています。


ヘレナイフ/ユートゥベーラの特徴

錆びに強いステンレス

Sandvik 12C27を使用し、抜群の切れ味とあらゆる場面に対応する強度を備えています。高い硬度評に並外れた靭性、および優れた耐食性を持ちます。


強度の高いフルタング構造

ブレードに使われる鋼材がハンドルの末端まである構造で強度が高く衝撃や捻じれに強いことが特徴。全体的な重心バランスが取れ、握りやすさとコントロールのしやすいのも特徴。


握りやすいやや細身のハンドル

ヘレナイフの他のハンドルと比べるとやや細身の為、横持ちなど持ち替えが効くので細かな作業にも対応可能


シース(鞘)付き

ベルトループ付きのシースは上質な革製。使えば使い込むほどに自分だけの深い味わいを増していきます。