2021/03/22

スーパーブラックバード タンク・カウル修理

 我が家には自転車趣味を始める前から、オートバイが2台ありました。

昨年応急修理したブラックバードと・・・・
オフ車のTT250Rですが、7年ぐらい不動状態です。

関西から名古屋に越してきた際に購入したオフ車です。ブラックバード購入前までは足として活躍していましたが、その後放置状態で、この度ドナドナされてしまいました。
   
購入当初の姿 


ブラックバード 中古で購入しましたが、購入時はピカピカです。

日本一暑い街、多治見市で屋外駐車していたところ、塗装は褪色して銀色に、クリアはパリパリとひび割れ、カウルも転倒でヒビだらけというボロボロの姿になってしまいました。


昨年、とりあえずカーボンシートを貼って応急修理しましたが、タンクのへこみの修理のついでにもうすこし本格的に直してみようと思います。

写真だとそんなにひどく見えませんが…


タンクがベッコリへこんでいたので、ハンマーでたたいて横に飛び出した凸み?を整えた上で、エポキシパテで埋めていきます。

引っ張り出す道具が無いので、ゆがみを取り切れませんが、違和感のない程度に盛りつけます。エポパテはウエーブの軽量タイプが手元にあったので使いました。

カウルもカーボンシート+エポキシ接着材で粗々整えます。

けっこうガタガタです。何回かエポパテの盛り付けを行いました。
個々の部分は複雑になっていますので、けっこう何回もエポパテを盛りました。

欠損部もカーボン積層の板で、隙間や段差がありますのでエポパテで整えます。
段差や穴をエポパテで埋めます。

120番のペーパーでエポパテを盛ったところを大体ならしたら、ラッカーパテの「ロックのグレージングパテ」を薄く塗りつけます。厚塗りしてしまうといつまでも乾かないので、できるだけ薄く塗りつけます。

カウルの耳の部分の欠損部をカーボンで再生した部分などもエポパテでカバー

裏面のカーボンで補強した部分です。見た目は悪いですが、ガッチリと止まっています。

この部分の欠損部は、力が掛かる部分なので、頑丈に補強しています。
カウルの「耳」の裏側です。

このRの部分も欠損が大きいです。

エポパテをある程度削ったら、グレージングパテをうすく塗ります

一度で埋めるのは無理なので、盛ってはけずり盛っては削りで進めます。


まだまだ先は長いですが、コツコツと仕上げていきます。
カウルとタンクの塗装ですが、全体を塗りなおすか、部分塗装で済ますかは考え中です。

2021/03/21

ファントム・フォーエバー ハセガワ F-4E PHANTOMⅡ

 2021年3月17日、50年間日本の空を守ってきたファントムが各務原にある岐阜基地で最終飛行を行いました。 


昨年末、「ブラックファントム」のキットを購入したのですが、飛行機のプラモ製作はあまり自信がないので、以前航空祭で買って子供が作りかけていた安いキットで練習しようと思います。

「ブラックファントム」は上手に作る自信なし!

アメリカ空軍の戦闘爆撃機仕様のキットです。

緑と茶色の迷彩塗装がカッコいいです。
自衛隊の場合偵察仕様のものがこれに似たカラーリングですね。


子供が途中(左右の機体張り合わせ、主翼の張り合わせ)までで止まっていたので、続きを作っていきます。

機体上面のあわせ目を消していきます。

隙間は無いのですが、多少段差が出来ていましたので、パテをほんの少しだけ盛って合わせ目を消していきます。
段差の部分には「グレージングパテ」を使用します。オートバイのカウルとタンクの補修のために購入しました。キーボードとの比較でわかると思いますが、超巨大サイズ(250g)です。タミヤのパテが32g入りですので、8倍ぐらいの量があります。タミヤパテでも最後まで使い切った試しが無いのに、どうしましょう。


プラモで使い勝手の良いよう、塗料のビンにとりわけておきます。容量10㏄です。
最近プラモの製作ではこういう昔ながらのラッカーパテをあまり使わないので、これでも数年?は大丈夫のはず。
 

ほんの薄く塗って、ペーパーで削ります。

機種裏面です。バルカンの砲口がつきますので、あまり追い込まず適当に。
ここは本当ならば機首部分と主翼の隙間も埋めたいところですが、そう目立つ場所でもないのでこのままにして、左右の段差のみ埋めます。少し段差が大きいので、20分ほど間を開け、数回に分けて盛り付けます。

 グレージングパテの使い心地ですが、評判通り使いやすいです。溶剤のにおいが、ラッカーシンナーというよりは、マジックインキの溶剤のようなにおいで、プラを溶かす力も強いようです。ごく薄塗りであれば20分ぐらいで削っても大丈夫ですが、0.5㎜ぐらい厚塗りしてしまうと、4~5時間は乾燥させる必要がありそうです。ランナータグに盛って試したところ、下のプラを溶かす力も結構強いようです。段差を消すのにはよさげですが、隙間がある場合、気を付けたほうがいいかもしれません。
 
 
飛行状態で作成してみようと思います。


成形色のグレーもなかなかカッコいいですね。

ネットでファントムの画像をいろいろ検索します。


同じ1/72の晴嵐と並べてみました。


変態、もとい編隊飛行








2021/03/06

壊れた財布の革を再利用!高級感あふれる革張りマウスを作ろう

 キーボード同様、マウスは一日中触れていますので、少しでも快適に使用したいものです。



私の愛用しているマウスは、アマゾンで良く販売されている薄型のBluetoothマウスです。

購入したのは「UHURU®」という販売者のものですが、同じ形でいろいろな販売者から出品されています。薄いので持ち運びやすく、microUSBで充電できますので使いやすくて気に入っています。上の写真に写っている4個は外見はすべて同じです。

 一番左のものは無線のみ、真ん中の2個はBluetooth、一番右は両対応になっています。

黒いマウスはゴムっぽい表面塗装がされており、割と手触りもいいのですが、加水分解?するのか半年ぐらいでベタベタして手触りが悪くなってきます。試しに表面に革を張ってみたところ非常に快適に使用できるようになりました。

 この度財布を買い換えたのですが、それまで使用していた財布の革がいい感じだったのでマウスに貼ってみようと思います。



雑誌付録の、「URBAN RESEARCH本革仕様 二つ折り財布」です。床革という安い革らしいのですが、厚みがあり、ぱっと見コードバンのように見えてなかなか気に入っていました。

一番外側だけが本革で、内側は合皮です。


雑誌の付録のわりに外側の革はしっかりとしていて気に入っていましたが、小銭入れのボタンの受け側はひび割れて破れてしまいました。

財布の外側の部分はきれいなものです。

内側の合皮部分を縫い目を切って外し、一枚革にします。


今回加工するマウスです。

 裏側のネジ一本外せば、上面が分離できます。左右ボタンも一体化しているので貼りやすいです。


上面は薄めのプラスチックです。シンプルな設計です。平べったい形でRもあまりきつくありません。 


薄めの両面テープを上面に貼ります。


先ほどの革を大きめに貼り付けます。張り付けた後に合わせていきます。よく切れるデザインナイフを使うと楽です。


ピンぼけですみません。320番のペーパーで、大まかに革の断面(コバ)をならしていきます。その後、ケバ立ちを600番のペーパーでならします。さらにプラモデル用の水性カラーのクリアなどを断面に塗り磨きこんでもいいですが、今回は600番でならすまでにしておきます。


完成!なかなかの高級感あふれるマウスが完成しました!
 

買い換えた財布はアウトレットの「スコッチグレイン」という靴屋さんで購入しました。


ANNONAY(アノネイ)というレザーメーカーの革を使用しているそうです。(エルメスの子会社!)別に靴用の革の余ったところを使用しているというわけではないでしょうし、革靴と同じ技術で作っているわけでもないでしょうが、なんとなく「いいもの」って感じがしますね。追加情報:スコッチグレインのブログの記事によりますと、靴には通常使用しない「トラ」という薄っすらすじの入った部分を活用しているとの事です。)
確かに写真にはうまく映っていませんが。よく見ると模様のようなものが見えます。


雑誌付録の財布も良くできていましたが、2年でボタンが壊れました。こちらの財布はどれぐらい持つか楽しみですね。