2022/07/05

240円ザクの制作

 先日、岐阜の自宅に帰る用事があったので、買い置きしているFGザクを一つ持って帰ってきました。

FG(ファーストグレード)ザクとは

 
「機動戦士ガンダム」生誕20周年を記念して作られた「ファーストグレード」シリーズの一体。他にガンダム、シャア専用ザクがあります。

かつての旧キットことベストメカコレクションを1/60のパーフェクトグレードのデザインそのまま1/144スケールにダウンサイジングしてリファインしたもの。

 成型色は一色で武装もビームライフル(ガンダム)、ザクマシンガン(ザク2種)のみ。

 関節にポリキャップは用いられておらず、初期のガンプラ同様に挟み込みによる組み立てが多く、きれいに作るためには合わせ目消しやあとハメ加工、塗装時のマスキングなどが必要となる、ある意味とてもハードコアなキットです。
安さにつられて初心者の人が手を出すのはあまりお勧めできず。

どちらかというと中級をめざして基本的な工作やテクニックを練習するキットぐらいに思った方がいいかもしれません。それでも加工や色分けのしやすさなどで、ガンダムよりは作りやすいと思います。ガンダムはエントリーグレードの出来がいいのでそっちのほうがいいでしょうねー。

 価格は定価で300円で、店舗での売っている場合の実売価格は税込み260円から270円程度と非常に入手しやすいですね。
 プロポーション自体は1/60の「PG(パーフェクトグレード)」と同じで非常に良好。店頭で見かけると家にストックがあるにもかかわらずつい購入してしまいます。
画像はたぶん4年ぐらい前に作った時のものです。

合わせ目が消えていなかったりスジボリがヨレていたり浅かったり、パーティングラインが消せてなかったりと突っ込みどころが多いですが、安いので気軽に作れるのもまたいいところ。

確かRGサザビーと並べる用に作成。(RGサザビーよりある意味手間がかかってますが)
リアルグレードサザビーは塗装しなくても充分かっこいいですが、

FGも合わせ目を消して塗装してやれば充分並べても負けていません 笑

こちらは昨年から作成していて、たしか4月ごろ塗装したものです。

まだまだ在庫があります。

EGと並べたり

サイズの比較用にと大活躍です。


完成に時間がかかるのは合わせ目消しの接着剤が乾くのを待ったり・・・

パテの乾くのを待ったりしてる間に

、飽きてしまってなかなか次の工程に進まないのが原因です。

緑色のグレージングパテは量産ザク専用にぴったりのカラーですね。

一通り合わせ目消しを行ったあとで、タミヤの瓶入りサーフェイサーなどで確認したりしますが、それが乾くのを待っていると続きの作業がまた一日後になったりします。

シールドの上のほうにランナーから切り出したプラバンを張り付けたり・・・



肩のとげとげのアーマーが別パーツに見える用ほり込んだりして、安物キットに見えないようにしていきます。

裏打ちをしていないので、あまり深堀りしすぎると穴が開いてしまいますので注意

すこしだけほり込んで、黒色サフを塗れば、一見別パーツに見えます。


合わせ目消しで消えそうになったパネルラインをほり込んだり、別パーツなんとちがうかなーというブロックとブロックの境目部分にスジボリをして別パーツに見えるようにしたりと何かと手間を掛けたくなります。

FGザクを作成する際の工作を上げていきたいと思います。

・足首をボールジョイント化(WAVEのBJ-04使用)
これにより、立たせたときの安定性が非常に良くなります。キットのままではなぜか小指側が浮いたようになるため、ボールジョイントに置き換えるとぐっと良くなります。
BJ-04はアマゾンで137円です。定価でも220円で三台分のパーツになりますので非常にコスパ良です。こういった別売りパーツを使用せずにキットの中のものだけで仕上げるのもロマンですが、お手軽なのでWAVEに頼ります。

1.元々の足首関節に、ボールジョイントの受けをセットして、足首パーツを接着します。
  ボールジョイントパーツの余分な軸は切り取ります。
今回なぜか保持力がゆるかったので、0.3㎜プラバンをはさんで保持力を調整しました。

以前組んだ時はあつらえたようにぴったりだったのですが、BJ-04 のパーツの方の個体差かもしれませんね。


2.太もも〜足首を接続するパーツの足首関節に接続するところをカットします。
  カッターでも切れますが、エッチングソーを使用するときれいにカットできます。
私はWaveの「グリップのこ」という製品を使っています。

ピンぼけですが、きれいにカットできました。

3.太もも〜足首を接続するパーツに、2㎜のドリルで穴をあけます。

4.太もも〜足首を接続するパーツに、ボールジョイントのボール側をセットします。
  2㎜の穴でちょうどフィットしますので、大体の場合は接着の必要も無いと思います。


・ふくらはぎ部の後はめ加工 
 BJ化により、膝関節部と足首が後はめ可能になります。ふくらはぎ内部の接続部分、後ろ側の凸2カ所をニッパーなどで切り取ってしまいます。

膝関節と足首の接続部品側の凸ダボを半分ぐらいにカットすると、
ふくらはぎ部分を後からはめ込む事ができるようになります。

一番最後、塗装後に接着してもOKです。

あとはめしてみた状態です。外れやすくはなっていますが、一応固定できています。
実はここがきちんと固定できていなくても、完成後はあまり気になりません。

・肩と二の腕部分の後はめ加工(鍵式)
 1.肩関節側の接続部を長方形に加工します。
 2.二の腕の肩関節に接続されるほうは、1.で加工した長方形がギリ入る大きさに
  長方形の穴に加工。接続後に回転させることにより、簡単には外れなくなります。

 ほんの少し台形気味にしておいて、180度まわすとほぼ外れなくなります。
   
・二の腕と前腕の後はめ加工(C式)
 前腕部はそのまま接着し、二の腕側の接続穴を切り欠いてC型になるようにします。
 切り欠きすぎると接続が緩くなってしまいますので、様子を見ながら少しづつ切り欠き部を調整します。ここも最初の切り欠きにはエッチングソーがあるときれいに処理できます。
切り欠き部の幅は慎重に微調整しますが、大概の場合ゆるゆるになってしまいます。

最終組み立ての際、軸に木工ボンドなどを塗って硬さを調整します。

・肩シールドの端面処理
 肩シールドの上部端面が埋まっているように見えるように、ランナーのタグを利用して埋めます。うまくやればパテなど使わずにプラ用接着剤だけで処理できます。

また、シールドの側面はけっこうヒケやゆがみがあります。鉄やすりなどできっちり平面を出してやるとカッコよくなります。ただ実物のシールドを考えると、シールドの曲がっている部分にゆがみがあるのもまたリアルかもしれません。

・スパイクアーマーの別パーツに見える化処理
 スパイクアーマーは一つのブロックとして一体化しています。
 塗装で一見別パーツのように見えるようにしてもいいのですが、すじぼり+少しだけほり込むことにより別パーツっぽく見せる効果が高くなりますので加工しておきます。

こういった部分の加工には、刃先が斜め直線のデザインナイフではやりにくいので、
極小の彫刻刀(平刀)があれば便利です。私はウエーブの1.6㎜巾のものを愛用中。

曲線刃のデザインナイフなども併用してならしていきます。



・ザクマシンガンのマガジンの裏を0.3㎜プラバンで埋める
 マガジンの裏をふさいでおきます。ここも黒で塗ってしまえばめだたないのでやらなくても大丈夫だと思います。


このあたりは定番工作として行っています。
上記に加えて今回は、
「既存スジボリをシャープに掘りなおし」
「別パーツに見える化処理の範囲拡大」
をテーマに作成していきます。いままでもその場その場のフィーリングでやったりやらなかったりしていたのですが、今回はスジボリのテクニック向上をテーマにして頑張ってみようと思います。
 




見ろ!キリコはPSだ! スコープドッグ サンサ星対イプシロン戦を想定したウエザリング 

 

戦闘前のきれいな状態

ここに、サンサでのイプシロンとの戦闘を想定した汚しを施していきます。

使用するマテリアルは、タミヤのパネルラインアクセントカラーの
ディープブラウンとダークブラウン、ウエザリングマスターのA/Bセットです。
サンド、マッド、サビ、ススなどがそろっており使いやすいです。

チッピング風に書き込みを行う為、リアルタッチマーカー(グレー1、グレー2、ブラウン、ぼかしペン)も利用。
ウドの街と違い、劇中では赤土の荒野(砂漠?)となっていましたので、
赤茶色っぽい土埃をかぶったり、イプシロンのソリッドシューター(劇中では小型ロケット弾のような描写)の破片や爆風を浴びたイメージで汚していきます。

謎の戦艦Xにあったスコープドッグを回収した機体だと思いますので、経年による劣化は無いものと想定。

見ろ!キリコはPSだ!







2022/07/02

岐阜の八百津町ツーリング 人道の丘は非人道的だったでござる

 7/2 岐阜の自宅に戻っていましたのですが、前日の1日は自宅のある多治見市は40度を記録する暑さで、7/2の土曜日も朝6:00でもすでに暑い状態でした。そこで少しでも涼しさを求め、八百津方面に走りに行くことにしました。

サイコンの充電をするのを忘れていたため、途中までしか記録がありません。

可児市から八百津に向かう途中、川の真ん中にあるお寺を発見!

RPGのマップのようです。

この観音堂には、平安末期、木曽義仲にゆかりのある若名御前の菩提を供養するために訪れ、大波の中を小船で中の島に渡ろうとした際、水の中から馬頭観音を背にした龍神が現れて波を鎮めたことに大いに喜んだ義仲が建てたとの言い伝えが残っていますとのこと。

徒歩では渡ることができます。

川の真ん中にあるだけあり、涼しいです。




八百津町の丸山ダム周辺の道は交通量が少なく、木陰も多いのでで近場でさっと涼しいところを走りたい時には良く来ます。