今年の3月に50年間にわたり日本の空を守っていた「ファントム」が全機引退しました。
私の地元の近く、岐阜県各務原市の飛行開発実験団所属の機体が
岐阜の中央アルプス?上空で飛んでいる表紙の写真にしびれ、
思わず2980円もする本を買ってしまいました。
中央アルプスを背景に撮影した写真がたくさん載っており、本当にきれいです。
岐阜の飛行開発実験団では、日本に導入された初の機体である「301号機」を50年間運用しており、日本での最終飛行となったのもこの機体です。
岐阜の飛行開発実験団だけでなく、各地のファントムを運用していた部隊のラストフライトの写真と記事がたくさん載っています。全154機がどの部隊に配属され、どの仕様に改修されたかの資料なども載っていました。
裏表紙の
「俺と目が合うってことは君、ファントム好きだろ?」
に思わず笑ってしまいました。図星です。
付録のDVDと、ワッペンです。
DVDは東京の単身赴任先には視聴環境が無いので見てません。
このキャラクターは、スプーク(ファントム ザ スプーク)といって、
ファントムの製造元のマクドネルダグラスが作ったキャラクターです。
日本だけでなく世界中のファントム2を運用している軍で使用されているようです。
以下、exiteニュース「乗りものニュース2019年12月26日 」より引用です。
~
魔法使いのようなキャラクターが描かれているのを見た人も多いでしょう。大きな帽子、長いローブ、堂々としたポーズ、怪しい表情。これがF-4のイメージキャラクター「ファントム ザ スプーク」です。
オバケのオバケ? 「ファントム ザ スプーク」誕生の経緯
「ファントム ザ スプーク」は、「ファントムII」を生んだマクダネル(現 マクダネル・ダグラス)の生み出したキャラクターです。
「ファントムII」がアメリカ海軍で運用を開始したのは1961(昭和36)年のこと。当初は「ファントム ザ スプーク」はまだなく、それがいつ生み出されたのか正確にはわかっていませんが、マクダネル社の技術デザイナー、アンソニー・「トニー」・ウォンさんが気まぐれに作った、ショルダーパッチ用にデザインしたオバケのようなイラストがその最初であったといいます。これは、アメリカ海軍のパイロットたちによって「スプーク(spook、幽霊)」と呼ばれるようになりました。ちなみに「ファントム(phantom)」にも「幽霊」という意味があります。
そして「スプーク」は、いつしかF-4「ファントムII」のオフィシャルキャラクターとなりました。マクダネルのオフィシャルな書類や、広告、販売促進用のグッズなどには必ずその姿が描かれるようになり、非公式ながら「ファントム ザ スプーク」という名で呼ばれるようになります。
やがてF-4は、海を渡り世界各地で運用される大ベストセラー戦闘機となり、同時に「ファントム ザ スプーク」も世界中に広まって行きました。
~