「肥後隆義」は私が神戸にいるときから使用していたもので、肥後守2本は子供と一緒に三木に行ったときに子供用に刃物センターで購入したものです。
肥後守 銀メッキの鞘?です
肥後隆義 肥後守と同じ三木市の鍛冶屋さん製です。
肥後守2本は両方「本割込」という表示です。
元々の3層鋼を加工してナイフにしているそうです。
子供が小さいときに工作か何かで雑に使ったせいで、刃先が欠け、切刃にも刃こぼれが数か所できてしまっています。
「肥後隆義」のほうは「本打割込」となっています。肥後守の「本割込」との違いをググってみました。
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本打割込は、鋼材を加熱して左右から打ち延ばし、刃の部分を高炭素鋼のナイフにする鍛接技術です。本割込は、刃先から峰部までしっかりと鋼もしくは高硬度の鋼材を割り込み、熱処理方法によっては峰部にも刃が付く強度を持つ包丁です。
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この説明だと、本割込みのほうが良いようにも思えますが、本打割込みのほうは手作業での製作となりますのでコストはかかるのではと思われます。
肥後守2本は三木に行ったときに子供にそれぞれ買い与えたもので、肥後隆義はその前(たぶん小学生?)から私が常用していたものです。肥後隆義のほうはいつもリビングにあったので子供も手に取りやすく、犠牲となってしまいました。また、肥後隆義のほうは確か神戸に住んでいた時から使っていたのでかなり年季が入っていており、研ぎ減って刃がだいぶ痩せてしまっています。
肥後守2本は子供に買ったものですがほとんど使われていなくて、少しサビが出ているものの刃の形はそんなに崩れておりません。
今気が付きましたが、鞘の切れ込みのところも違っていますね。
後日研ぎなおし。
320番の荒砥石で刃先の形を整え、切刃の刃こぼれもなくなるまで削りました。
さらに研ぎ減って刃がやせてしまいました。
研ぎ方があまり上手でなく、鎬筋が乱れていますが、恐ろしく切れます。
やはりハンドルの持ちやすさなどで「義ナイフ」やモラナイフばかり使っていますし、
最近は鉛筆も使いませんので出番がほとんどありませんが、50年近く前から使っていますので大切にしようと思います。