CBR1100XX スーパーブラックバード、それはHONDAが威信をかけて開発した、300kmオーバーを実現する当時世界最速、そして世界最高品質のスーパーメガスポーツバイクである!
私のは1996年型なので、25年経過しておりますが、エンジンや車体はまったく問題なく走れております。(法定速度以上の高速走行はためしていませんが・・・)たぶん今でも200kmは余裕で出せそうです。
しかし外装は劣化が徐々に進行し、転倒などもあってボロボロに・・・本格的にリペイントしたいですが、さすがに数十万かけるのはちょっと・・・なので、まずは自分でなんとかならないか挑戦してみます。
カウルを補修、塗装するためミラーを外したのですが、この部分がわれて欠損していたので、伝家の宝刀「プラリペア」で接着、再生します。
まずは残っていた部分を接着し、ビニールテープで樋をつくって欠けてなくなった部分をすこしづつ盛っていきます。
エポパテなどに比べると、固まるのが早いので、すこしづつ盛り付けていきます。
10年以上前に買ってあった新品のプラリペアです。溶剤が揮発して半分以下となっており、粉は黄ばんでしまっていましたが、問題なく接着、硬化しました。今は液だけでもアマゾンで安価に入手できますので助かりますね。ZZR1100でも何回か使ったことがありますが、非常に強度の高い接着が可能で、接着後に転倒した場合に、接着部ではなくその横が割れるほどです。今回カウルの補修は広範囲に破損し欠損部も大きかったのでカーボンシートとエポキシ樹脂で補修しましたが、割れただけで使用する量が少量であればプラリペアが最強だと思います。
一晩経つと、完全に硬化していました。
ざっと形を整えます。意外と目立たない部分(ミラーを外すまで欠損にきがつかなかった)なので、ざっとにとどめておきます。
紫外線のあたる上側は完全に褪色して銀色になっており、表面はザラザラです。
耐水ペーパーの320番や400番で磨き、手元にあったプラモ用の黒サフ→タミヤカラースプレーの銀→クリアレッドで塗装します。
アッパーカウルの「耳」の部分です。このあたりは目立つ場所なので、わりと入念に処理します。買ったはいいが、ほとんど使用しないホワイトサフを捨てサフで使用します。
このあたりも目立つ場所なので何度も捨てサフ→パテ盛り→研磨を繰り返し行いました。
ここも欠損が大きい上に、曲線が複雑で大変です。
銀色の下地となる黒サフを吹きます。
銀色を塗装
色ムラがでるのはしょうがないと諦め、「あえてそういう塗装」と思われるよう祈ります。
ガソリンタンクも同様に白サフ→黒サフ
タンクパッド部分で、光の当たっていなかったところはくっきり赤色が残っています。
あとで「リアテック」シートで大きめにカバーしてごまかす予定。
メタリックレッドの下地となるシルバーを吹きます。
本田ウイングステッカーについたペイントはあとでピンポイントでシンナーではがします。
タンクを塗装している途中でタミヤカラーのクリアーレッドがなくなりました。しかし慌てる必要はありません。ビン入りのクリアーレッドがあるのでそれをプラモデル用エアブラシで吹き付けます。
均一に塗ることにあまりこだわらなければ、塗料のつく範囲が狭いので缶スプレーよりもコントロールしやすいです。空気が乾燥しているためか、ザラつきが気になったので、リターダーを使って乾燥時間を遅らせると割と滑らかに塗装できました。
色ムラはけっこうありますが、まあこれで良しとします。
アッパーカウルを戻します。
アッパーカウルの色ムラが気になります。プラモデルのウエザリングのようになっています。
アンダーカウルも上のボルト穴のところをこの後少し補修してタッチアップしますが、
サイドの大きく削れて黒くなったところは今回は手を付けず、白くなった目立つ傷だけクリアレッドで目立たなくしています。