KUOTA コルサとわたし PART2
自転車との出会い
ジュニアスポーツ車
わたしの育った神戸市の北区という土地は、六甲山の裏側に位置するため山・坂が多く、
小中学生のころは自転車にも乗りますが、免許がとれる年齢にもなると原付やバイク、車に乗るようになってしまって大人で自転車に乗る人はほとんどいないといった感じでした。
わたしも小学生のころは最初はいとこのお古の自転車をもらって乗り、その後たしか4年生ぐらいで当時流行した「ジュニアスポーツ車」を買ってもらって乗り回していました。
メーカーや機種名は忘れましたが、車のオートマチックのような5段の変速機がトップチューブについており、ライトは「リトラクタブル式」が流行っていたのですが私のは固定式ライト2灯でした。後方に「電池式のフラッシャー」がついているものが多かったようですが、私のにはついてなかった気がします。
ハンドルは「セミドロップハンドル」がついており、リアにはキャリアと折り畳み式の「カゴ」がついていてまあ当時の流行りそのままって感じでしたね。
(※セミドロップハンドルは危険とのことで、逆に取り付けてママチャリのハンドルのようにして販売されていた)
小学校も高学年になると、ライトやフラッシャー、フェンダーなどの余計なものはどんどん外して(外れて?)いき、シンプルになっていったおぼえがあります。
パンク修理も最初は自転車屋さんでやってもらっていましたが、自転車屋のおじさんのやり方を見たり、父親にやってもらって方法を教えてもらったりして自分でできるようになった覚えがあります。
もっともタイヤレバーの代わりにマイナスドライバーを使いチューブに穴をあけたり、ゴム糊も「乾かしてから貼る」ことを知らず乾く前に貼ろうとしてうまくつかなかったりってしまったりとずいぶん失敗もした思い出があります。
中学生になると行動範囲が広がり、町に遊びに行ったりするのに自転車で六甲山を下ってしまうと二度と帰れなくなる(笑)ためバスや電車を使用するようになり殆ど乗らなくなってしまい、高校卒業と同時にバイクの免許を取ってからはオフロードバイクに夢中で全く自転車には乗らなくなってしまいました。
パンク修理の技術だけはバイクに乗るようになっても少しだけ役立ちました
ルイガノFive
大人になり結婚して子供もできると、「こどもに自転車の乗り方を教える」という任務が発生しました。
ちょうどそのころ名古屋に引っ越したのですが、太り気味になったので健康のためと駅までの通勤にMTBのような見た目のクロスバイク、ルイガノのLGS-5を購入しました。アルミフレームでフロントにサスペンションが付いており、重量は13.5kgでしたが当時の私の感覚では非常に軽く、価格も3万5千ぐらいだったと思いますが、自転車なんて2万円ぐらいという感覚でしたのでずいぶん贅沢したなーという感覚でした。
ほぼ新車当時の姿
(実は新婚当初大阪に住んでいた時に、嫁さんが「MARIN」のMTBを7万円で購入し、一週間で盗まれるという事件がありましたが)
なので自転車置き場には置かずにマンションの3Fまで毎回かついで上がっていました。その後岐阜の一戸建てに引っ越したのですが、やはり山の上に住んでしまい(笑)玄関に置いたまま数年乗らずに放置されていました。屋内保管でしたのでほとんど劣化はしませんでしたが。
本格的に自転車再開
きっかけは、当時メインで乗り回していた大型バイク(ホンダCBR1100XX)を4月に車検に出したのですが、修理箇所や交換パーツが多く思いのほか時間がかかってしまい、GWに乗れなくなってしまったことでした。仕方なくルイガノを軽く整備して家の近辺をあちこち乗り回しているうちにどんどん走行距離が伸びていき、いつのまにか60km(往復)ぐらい平気で走っていました。
こうなると当然100kmを目指すようになり、1か月後ぐらいには達成することができ、自転車の楽しさに目覚めてしまいました。
またカスタム(笑)にも目覚め、ハンドルの幅をカットしてエンドバーを付けたり、SPDペダルとビンディングシューズを買って付けたり、タイヤを細めのロード用(ツーキニスト)に交換したりしてロングライド仕様にし、その年の秋には木曽川の河口まで片道100㎞、往復200km達成するぐらいになっていました。
クロモリバイク購入計画
上の「ルイガノFIVE」で2年ぐらいはあちこち走り回っていたのですが、河川敷のサイクリングロードなどを走っているとやはりドロップハンドルのロードバイクが
よく目につくようになり、自分も欲しくなりました。
最初はクロモリの自転車が欲しく、「GIOS」や「ラレー」「Basso」などを考えていました。
当時GIOSの「FENICE」がクラリス8速で安いところでは7万円ぐらいからありましたのでそれを考えていましたが、ネットなどでいろいろ余計な知識を仕入れているうちに、クロモリのホリゾンタルがカッコいいなーと思いはじめ、GiosやRareighなどがいいなーと思っていろいろ調べて、「Basso Viper」にしようと決めました。
確か当時Tiagra10速のが11万円ぐらいでしたので、お金が用意出来たところで通販してくれるショップをいろいろ見ていたところ、彼(彼女?)を見つけてしまったのです・・・
フランス語では「オートバイ」は女性、「自転車」は男性なので彼ですね。笑
クオータ コルサ登場
現在のメインロードバイク「KUOTA KORSA」
しかもコンポーネントなどはバイパーと同じティアグラ10速で、ホイールもシマノのR500でしたので、フレーム以外の条件はほぼ同じです。
元々クロモリの自転車にしようと思っていたきっかけは、主に予算のこともありますが、「早く走らないといけないプレッシャーからの解放」と、「ロングライド時につかれない特性」「クラッシックな見た目のかっこよさ」などです。
中年に実はやさしい? エントリーフルカーボン
しかしいろいろなサイトで情報を集めるうちに、実はカーボンという素材は振動吸収性がよく、「エントリーカーボンは実は中年ライダーにやさしい」という事がわかってきました。しかも私の住んでいる岐阜県はとにかく山が多く、絶対的な軽さも魅力です。
年齢的には45歳ぐらいでしたが、残りの人生で一番若かった(当たり前だ)ので、いけるうちにカーボン行っとけ!と思い急遽クオータコルサを買う事にしました。この決断は早かった 笑
クオータ コルサの特長
カラーリング:
メインカラーはクリアカーボンです。3K織のカーボンの上かつや消しのクリアスモークで塗装されており、ぱっと見は黒ですが、よく見るとカーボンが透けて見えます。
これがカッコいいのよ~ パイプの集合部など、おそらくカーボンの柄が乱れているとおぼしき部分はグラデーションで真っ黒になって透けないようになっています。
KUOTAのロゴも、フォントが細めの旧ロゴで、自転車のロゴというよりコスメグッズに使われていそうなおしゃれなフォントです。今は変わってしまいましたが。
全体の形状
オーソドックスな形です。トップチューブのスローピングもほとんどなく、シートステーも下がらずにトップチューブと同じ位置です。
シートステーは途中で一本になり、その後シートチューブやトップチューブと集合しています。カーボンなので非常になめらかにつながっています。
シートステーは微妙に曲線を描き、横に扁平な形状になっていますが、そこまで極端ではありません。
トップチューブは全体的には角の取れた逆三角形と半円形の中間のような断面になっています。
ダウンチューブは「角のまるい四角形」断面となっておりますが、角の部分のRは大きいため角ばっているという印象はあまりありません。
フォークは同じKUOTAのエアロロード「KHARMA(カルマ)」と同じものを使用しており、先端に向けて湾曲しながら細くなっていっており、日本刀やナイフのようです。まさに「ブレード」になっています。
残念ながら?コラムはアルミです。2014年の105モデルからはコラムまでカーボンになり軽量化しているそうですが、形状は今の方がカッコいいですね~
このフォークブレードもカーボン+クリアスモーク塗装になっています。
ヘッドチューブの長さ・・・
エントリーモデルはこの部分が長くなり、トップチューブの傾斜がきつくなって「エントリー感」が強くなりますが、コルサはそうでもないです。エントリーでないハイエンドの「KOM」や「KHAN」と比較してもそこまで高くなっているようには見えません。
形状の総括
「見た目はハイエンドとそん色なく、車体の剛性はそんなに高くない「エントリー」で体にやさしいという私にとって都合のいい(笑)自転車です。
後に「BOMA COFY」という同じくフルカーボンのエントリーバイクを購入したのですが、こちらはもっと柔らかいフレームで振動吸収性などもコルサよりもあります。
実はKORSAはエントリー向けと言いつつも、値段やカーボンのグレードだけがエントリーなだけでジオメトリや車体剛性は特に初心者向けやロングライド向けというわけでもないようです。 (本当のハイエンドには乗ったことが無いため良くわかりませんが・・・)
A | (B) | C | D | G | H |
XXS(445) | (494) | 76° | 406 | 45 | 110 |
XS(480) | (515) | 74.5° | 406 | 45 | 125 |
S(500) | (531) | 74.5° | 406 | 45 | 130 |
M(520) | (541) | 74° | 406 | 45 | 140 |
L(550) | (555) | 73.5° | 406 | 45 | 165 |
(単位:mm) |
交換したパーツ等
フロントアウターチェーンリングを交換
車体が黒という事もあり、ティアグラの銀色は気に入っていましたが、クランクのかっこ悪さだけは我慢できず、アウターリングのみ10速105のものに変更しました。クランクとアームは銀、アウターリングが黒という組み合わせはなかなかスペシャル感があってかっこよかったですね。 その後コンポ全体を105(5800)に変更しました。本当はシルバーが良かったのですが、105には存在するはずですが見かけなかったので黒にしました。
サドル
セラサンマルコのPONZAが付いていました。白黒でかっこよく、「KUOTA」のロゴも印刷された専用品でしたが、
ルイガノFIVE用に購入した激安メッシュサドルを試しに取り付けたところ非常に具合が良く、後に中華カーボンサドルを導入するまでそちらを使用し、PONZAのほうはルイガノFIVEにつけました。(今もついています)
ブランド品ですが重量が300gもありましたので、レールまでカーボン製の中華カーボンサドルに変更して200gも軽量化に成功しました。
ホイール
R500で4年ほど乗っていましたが、現在は憧れの?フルカーボンディープホイール38㎜(ストレートスポークG3組)に変更しました。
500gも軽くなり、見た目も断然カッコよくなっています。もう少しスポークが太ければ完璧かな。
俗にいわゆる「中華カーボン」です。アマゾンダと呼んで、2年半使用していますが特に不具合等なく使えています。
ハンドル
これもエアロ形状のカーボンハンドルに変更しました。
エアロカーボンのハンドルは中通しのものが多いのですが、このハンドルは裏側にケーブルを這わせるための溝があり、取り付け処理が簡単です。
ステム
もともとついていたステムはDEDAのステムですが、BOMAのほうに付けたので、KUOTAには以前から試してみようと思っていた
17度のステムを付けて水平ステムにしています。安い中華製の商品ですが強度などには問題ないです。
真横から見ると、トップチューブが微妙にスローピングしているのに対し、ステムだけが水平となるため若干の違和感があります。
ポジション的にはちょうどいい感じなのですが、ワンバイエスのスージーステム(別名にゃんこステム)も試してみたいですね。
ボトルケージ
IBERA(イベラ) 超軽量ボトルケージ アルミ合金製29g ブラック IB-BC9-BK
スペイン製?薄いアルミ製のボトルケージです。
金属製なのですこしだけ曲げたりして微調整ができます。
転倒などで変形することはあっても破断することはありません。
このケージにする以前は、TOPEARKのサイズ調整ができるやつと、
そのへんの自転車屋さんで買ったプラスチックのを使っていました。
プラスチックのほうはけっこう割れる事が多かったですね。
サイコン
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